当ブログ【ゆんとも】では、テック・ワンの自転車「Chalet-COZ(シャレーコージー)」の良かった点・気になった点をレビュー!
FLATモデルとDROPモデルの違いや、取扱店も紹介しています。
「ミニベロ」と「ロードバイク」の良いところをかけ合わせた自転車「ロード系ミニベロ」。
タイヤが小さく街乗りに向いていて、かつロードバイクのような爽快な走りが楽しることから、最近人気を集めています。
そんな中、テック・ワン㈱から700C車に負けない走りが楽しめる超軽量のミニベロロード「Chalet-COZ(シャレーコージー)」が発売されました。
当ブログ【ゆんとも】では、Chalet-COZに乗って感じた良かった点・気になった点をレビューしています。
「テック・ワンの自転車が気になる」
「本格的な走りが楽しめるロード系ミニベロを探している」
上記の方は、当記事をぜひ参考にしてください!
- 本格的な走りが楽しめるロード系ミニベロ
- 車体が軽い
- 小回りがきく
- スタイリッシュなデザイン
- 段差やでこぼこ道に弱い
- 坂道や強い向かい風があると大変
テック・ワンの自転車「Chalet-COZ(シャレーコージー)」の概要
テックワンの自転車「Chalet-COZ(シャレーコージー)」は、街中をスポーティーに駆け抜ける「街ロード」の自転車です。
モデル | Chalet-COZ rev.0 DROP |
重量 | 約9.0kg(ペダル除く) |
カラー | 3色 スカイ・スノー・ローズ |
フレーム | 6061-T6 アルミニウム合金 |
フォーク | カーボンファイバー (CFRP) |
ステム | Kalloy AS-025 (B31.8/L80) |
サドル | velo VL-1623 |
シートクランプ | Kalloy UNO SC208 (34.9mm) |
ホイール | オリジナルディスクブレーキホイール (ETRTO451/F100xR130mm/F24HxR28H/6ボルト) |
タイヤ | Schwalbe ONE 20×1-1/8 |
ブレーキ本体 | TRP MD-C610 メカニカルディスク |
シフトレバー | シマノ Tiagra ST-4700 デュアルコントロールレバー |
リアディレイラー | シマノ Tiagra RD-4700-SS |
フロントディレイラー | シマノ Tiagra FD-4700 |
クランクセット | Chalet Sports 53x39T 170mm |
スプロケット | microshift CS-H100 (10S/11-25T) |
ペダル | なし(オプション) |
価格(税込み) | 192,500円 |
シャレーコージー(ドロップ)は、アルミフレームを採用。
前輪を支えるフォークは、カーボンファイバーを使用。
色は、全部で3種類。
- スカイ
- スノー
- ローズ
今回レビューしているカラーは、ローズです。
ハンドルは、さびにくく耐久性が高いアルミニウム合金のドロップハンドルを採用。
リアの変速は「シマノ Tiagra RD-4700-SS」、フロントの変速は「シマノ Tiagra FD-4700」。
ギアの変更は、ブレーキレバーで行います。
- 小さいレバーを押す→軽くなる
- ブレーキレバーごと押す→重たくなる
- 小さいレバーを押す→重たくなる
- ブレーキレバーごと押す→軽くなる
クランクセットは53×39T。
タイヤは、Schwalbe ONE 20×1-1/8を搭載。
ディスクブレーキのため、自由自在にスピードコントロールできます。
サドルはvelo VL-1623。
サドルの高さを変えるシートクランプは、アーレンキー(六角レンチ)で固定するタイプ。
オプションで、クイックリリース式に変更できます。
シャレーコージー(ドロップモデル)のペダルとスタンドはオプションになります。
FLATモデルとDROPモデルのスペックの違い
Chalet-COZ rev.0には、FLATモデルとDROPモデルの2種類あります。
モデル | Chalet-COZ rev.0 FLAT | Chalet-COZ rev.0 DROP |
画像 | ||
重量 | 約8.3kg (ペダル除く) | 約9.0kg(ペダル除く) |
カラー | 3色 スカイ・スノー・ローズ | 3色 スカイ・スノー・ローズ |
フレーム | 6061-T6 アルミニウム合金 | 6061-T6 アルミニウム合金 |
フォーク | 6061-T6 アルミニウム合金 | カーボンファイバー (CFRP) |
ステム | SATORI-ET2 (B31.8/L90/-12?) | Kalloy AS-025 (B31.8/L80) |
サドル | Chalet Sports スポーツサドル3 | velo VL-1623 |
シートクランプ | Kalloy UNO SC208 (34.9mm) | Kalloy UNO SC208 (34.9mm) |
ホイール | リムブレーキホイール Z-TOUGH 2 | オリジナルディスクブレーキホイール (ETRTO451/F100xR130mm/F24HxR28H/6ボルト) |
タイヤ | Panaracer MINITS TOUGH 20×1-1/8 | Schwalbe ONE 20×1-1/8 |
ブレーキレバー | アルミ製ベル付 フラットレバー | シマノ Tiagra ST-4700 デュアルコントロールレバー |
ブレーキ本体 | Tektro R539 キャリパー(47-59mm) | TRP MD-C610 メカニカルディスク |
シフトレバー | シマノ Tiagra SL-4700 | シマノ Tiagra ST-4700 デュアルコントロールレバー |
リアディレイラー | シマノ Tiagra RD-4700-SS | シマノ Tiagra RD-4700-SS |
フロントディレイラー | なし | シマノ Tiagra FD-4700 |
クランクセット | Chalet Sports 50Tナローワイド 170mm | Chalet Sports 53x39T 170mm |
スプロケット | microshift CS-H100 (10S/11-28T) | microshift CS-H100 (10S/11-25T) |
ペダル | UNION SP-2712 | なし(オプション) |
価格(税込み) | 151,800円 | 192,500円 |
大きな違いは、次の3つ。
- ハンドルの形状
- ブレーキの種類
- フロント変速の有無
FLATモデルはスポーツバイク初心者向け、DROPモデルは本格的な走りを楽しみたい人向けになります。
Chalet-COZの良かったところをレビュー
シャレーコージーに乗っていて「ここ、いいね!」と感じたことをレビューしていきます。
見ていきましょう
本格的かつ、心地よい走りが楽しめる
Chalet-COZに初めて乗ったときの興奮は、今でも忘れません。
ペダルを漕いだ瞬間、軽やかに進むシャレーコージーに、「おぉ…、この快適な走り最高!」と自然に言葉が出ました。
「見た目はレーシングバイクだけど、よくある街乗り用のミニベロだろう…」と勝手に思い込んでいましたが、
ペダルを漕ぐたびに、「シャレーコージーは、別次元のスポーツミニベロ」と実感。
覆されました
踏み込んだ力がタイヤにしっかり伝わり、グイグイ前に進んでいくシャレーコージー。
「この自転車なら、どこにでも行けそう」と思わせてくれる力が、シャレーコージーにあります。
ドロップハンドルのため、道の状況やからだのコンディションによって乗車姿勢に変化を持たせることができるのも魅力的なポイント。
信号がない道を前傾姿勢で思いっきり駆け抜けたときは、最高の気分でした。
本格的かつ、心地よい走りができるところがシャレーコージーの一番の魅力になります。
車体がめちゃくちゃ軽い
シャレーコージー(ドロップモデル)は、車体の重量が約9.0kg (ペダル除く)と超軽量なミニベロです。
車体が軽いと、次のメリットがあります。
- 軽やかな走りが楽しめる
- 駐輪場から取り出すときに楽
- 方向転換が楽にできる
DAHON(ダホン)の人気スポーツモデル「Speed RB」の車体が12.0kg。
他社と比べて2kg以上軽く、女性でも楽に持つことができるシャレーコージーは、いかに軽い自転車であることが分かります。
予想している以上に軽い車体も、シャレーコージーの魅力になります。
小回りがきくロードバイク
タイヤが20インチサイズと小さく、小回りがきくところもシャレーコージーの特徴。
20インチサイズと聞くと、一般的なロードバイクのタイヤサイズ700Cと比べて走りの物足りなさを感じるかもですが、
シマノTiagraデュアルコントロールレバーと前後ディレイラーの2×10スピードのおかげで、700C車に負けない走りができます。
脚力次第で、700CをカモにできるChalet-COZ。
小回りがきいて、かつ走行性能が700Cロードバイク並のシャレーコージーにただただ驚きです。
スタイリッシュなフレーム、そしてデザイン
スタイリッシュなフレームもChalet-COZの良さになります。
「3TRYANGLEフレーム」、つまり3個の三角フレームが見た目のスタイリッシュさを演出しています。
「3TRYANGLEフレーム」は、デザインだけでなく最も頑丈な強度も実現。
具体的には、一般的なミニベロはヘッドチューブが長くなり、強度の低下が問題として挙げられますが、
Chalet-COZは、フレーム前部にもうひとつ「三角形」を作ることで高強度を実現。
可能にしました
トップ・ダウン・ヘッドチューブそれぞれに、ブランドロゴが散りばめられているところもいいですね。
走行性能に注目が行きがちなChalet-COZですが、デザインの遊びゴコロを忘れていないところも魅力です。
Chalet-COZの気になったところをレビュー
「Chalet-COZ、最高!」と言いたいところですが、気になる点もありました。
Chalet-COZの購入を考えている方に向けて、デメリットも包み隠さずお伝えしてきます。
見ていきましょう
段差やデコボコ道に弱い
Chalet-COZのタイヤサイズは20インチと小さいため、
段差やでこぼこ道を走ったとき、地面から衝撃が伝わり走りづらさを感じました。
これは、ミニベロの宿命といえるでしょう。
とはいえ、「3TRYANGLEフレーム」のおかげで通常のミニベロと比べて強度が高くなっているため、
たとえば、ルノー自転車「プラチナマッハ8」や「CHROMOLY207」と比べると、乗り心地の良さはぜんぜん違います。
坂道や強い向かい風があると、走るのがちょっと大変
Chalet-COZに乗った日は終始、つよい向かい風が吹いていました。
30分ほどの走行は疲れを感じず快適でしたが、30分を越えたロングライドから疲労感が出始めました。
これは著者が普段、Eバイク(電動アシスト自転車)に乗り慣れているのが大きいでしょう。
比較対象が違うかもですが、坂道や強い向かい風が吹いているときの走行の快適性は、手元のスイッチ1つで快適に走れるEバイクに軍配が上がります。
Chalet-COZをおすすめする人・しない人
シャレーコージーをおすすめする人・しない人は、次のとおり。
- 本格的なロード系ミニベロを探している
- とにかくスポーティーな走りを楽しみたい
- 街中を爽快に走れるミニベロを探している
- 折りたたみできるロードバイクを探している
- ロングライド向けのロードバイクを探している
シャレーコージーは、本格的な走行が楽しめるロード系ミニベロを探している方におすすめです。
シマノTiagraデュアルコントロールレバーと前後ディレイラーが、700C車に負けない走りを楽しませてくれます。
軽量かつ頑丈なフレーム構造が、「安定感バツグンの走り」と「スポーティーな走り」の両方を体感できます。
輪行できる折りたたみロードバイクを探しているなら、値段はすこし高くなりますが「CARACLE-COZシリーズ」がおすすめです。
テック・ワン自転車のよくある質問
ここでは、シャレーコージーを販売しているテックワンの自転車でよくある質問にお答えしてきます。
見ていきましょう
取扱店が知りたい
取扱店は、テック・ワン㈱のこちらのHPより確認できます。
メーカー保証の内容が知りたい
保証期間は、購入後1年間となります。
テック・ワンが想定する正常な範囲の使用で生じた不具合は、無料で修理してもらえます。
ただし、消耗品は対象外なるため、ご注意を。
まとめ
当記事では、シャレーコージーの特徴や、良かった点・気になった点をレビューしました。
あらためて、メリット・デメリットをお伝えすると、次のとおり。
- 本格的な走りが楽しめるロード系ミニベロ
- 車体が軽い
- 小回りがきく
- スタイリッシュなデザイン
- 段差やでこぼこ道に弱い
- 坂道や強い向かい風があると大変
Chalet-COZは、700C車に引けを取らない走りが楽しめるロード系ミニベロです。
ギアを上げて駆け抜けて走るとき、自分以外が止まっている感覚になり最高の気分が味わえます。
ミニベロの課題である強度の問題は、「3TRYANGLEフレーム」が解決。
街乗り用で、本科的な走りと乗り心地の両方を兼ね備えたロード系ミニベロを探しているなら、シャレーコージーがおすすめです。
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