当ブログ【ゆんとも】では、フリーパワー付きの自転車に乗った感想をレビューしています。
評判・口コミは? 購入する価値があるの? あさひやイオンで売っている? 大阪や名古屋の取扱店についても紹介しています。
電気を使わずに、電動自転車のように楽に走れるフリーパワー。
がっちりマンデーや所JAPANで取り上げられたこともあり、最近話題を集めている自転車です。
本当なのかな…
お伝えしていくね
当ブログ【ゆんとも】では、フリーパワーを搭載した自転車に乗って感じたことをレビューしています。
「フリーパワーって、買う価値あるの?」
上記が気になる方は、ぜひ参考にして下さい。
フリーパワーの概要
フリーパワーとは、ギア内部にシリコンを搭載したギアクランクのことをいいます。
言葉でお伝えしてもイメージが全然わかないと思うので、フリーパワーの実物を写真で紹介。
「電動自転車のように走れる」と言われているフリーパワーのしくみは、次のとおりです。
- ペダルを踏み込むと、シリコンが圧縮
- シリコンに踏力をキープ
- 反発力を推進力に変換
縮んだシリコンが元に戻る反発力をうまく利用したのがフリーパワーになります。
脚力がある若い人から、脚力が弱くなってきた年配の人まで幅広く対応するため、シリコンは3種類の硬さが用意されています。
- 硬度30(ソフト)
- 硬度50(ミディアム)
- 硬度70(ハード)
上記3つの中から、自分好みのシリコンの硬さを選び、自転車に取り付けます。
HPにはフリーパワー(シリコン)の寿命について記載がないものの、半年~1年を目安にメンテンナスが必要になります。
フリーパワーの効果
公式HPによると、フリーパワーの効果や特徴は下記のとおり。
- 漕ぎ出しが軽い
- ひざや足首にやさしい
- 坂道や長距離に強い
- スピードを維持させる
- 筋肉痛になりにくい
フリーパワー取扱店には、下記のPOPがありました。
ほぼ同じ特徴があるみたいだね
「坂道が楽に登れる自転車」とテレビで紹介されていたフリーパワー。
公式サイトやテレビで紹介されていることが本当なのか? 実際に試乗して真相を確かめてきました。
快適に走れる自転車はこちらフリーパワー搭載の自転車に乗った感想をレビュー
フリーパワー付きの自転車に乗って感じたことは、次の3つになります。
くわしく見ていきましょう
アシスト感が全くない
フリーパワーを試乗したときの、あの感覚は今でも忘れません。
フリーパワー取扱店のスタッフの方に一通りの説明を受けた後、サドルをまたぎペダルを一こぎ。
「ビューン」と加速するのを期待したのとは裏腹に、普通の自転車の感覚とまったく変わらない…。
「あれ? ペダルを踏み込む力が弱すぎたのかな?」と思い、次は「グッ」と力を入れてペダルを踏み込みました。
ですが、アシスト感がまったくない…。
テレビで放送されていた内容と自分の感覚にギャップがあり過ぎて、一瞬言葉を失いました。
試乗し終わった後、スタッフの方に
「電動自転車みたいに、アシストが効いて前に進むと思っていたんですけど…」
と聞いたら、スタッフの方が苦笑いしながら
「そうなんですよ…。テレビを見てみなさん期待して試乗されるんですけど、正直、普通に自転車に乗れる人はアシスト感は感じないと思います」
と話してくれました。
電動自転車の場合、ペダルをこぐ「1」の力に対して、2倍のアシスト力がサポートされて楽に走れるようになっています。
上記の図を見ると分かるように、電動自転車はスタート時、ペダルをこいだ2倍の力がサポートされます。
しっかり前に進むよね
脚力に自身がない人や、重い荷物を乗せて坂道を走る人に電動自転車がおすすめされる理由はここにあります。
一方、フリーパワーの場合は、自分の力が100%シリコンに伝わるだけで、その力が200%になって返ってくることはありません。
電動自転車とフリーパワーは、アシストのしくみがまったく異なります。
電動自転車のようなアシスト感を期待して試乗したぼくは、拍子抜けしました…。
快適に走れる自転車を探しているならこちらをチェックペダルがガクガクする
ペダルをこぐたびに、「ガクッ」「ガクッ」となり違和感を感じました。
これはギア内部に搭載されたシリコンが、「縮んでは元の形に戻る」を繰り返しているためです。
シリコンが元の形に戻る力を進む力に変えるフリーパワー。
戻るときの「ガクッ、ガクッ」という衝撃がペダルを踏んだ足から毎回伝わってきて、心地いい気分になれませんでした。
乗り慣れれば気にならなくなるかもですが、「ペダルは流れるようにクルクル回って欲しい」がぼくの感想になります。
値段が思いのほか高くて、メンテナンスも必要
フリーパワーは、一番値段が安いタイプでも1万円以上します。
少しでもアシスト力が感じられるなら、1万円台で買えるのはフリーパワーは魅力的な自転車パーツです。
ですが、アシスト力をまったく感じなかったぼくにとって、「1万円~2万円出して買わないな…」と思いました。
価格以外にも、気になる点がありました。
それは、フリーパワーに搭載しているシリコンに寿命がある点。
HPには、「耐久テストを200万回以上行って、耐久性はバッチリ!」と書いてありますが、半年~1年を目安に定期的なメンテナンスが必要になります。
電動自転車に搭載しているバッテリーも消耗品で寿命がありますが、メンテナンスはほとんど必要ありません。
何もメンテナンスしてません
値段が高い点と、定期的なメンテナンスが必要な点に、フリーパワーのデメリットを感じました。
快適に走れる自転車はこちらフリーパワーを搭載した自転車の評判・口コミ
ここでは、フリーパワー付きの自転車に乗った人の評判・口コミを紹介していきます。
評判・口コミの内容をカンタンにまとめたものが、こちらになります。
- フリーパワーを付けたら、自転車に乗るのが楽になった
- 膝に負担をかけずに坂道が登れるのはいい
- どの自転車にも装着できる
- アシスト力が弱い
- 値段が高すぎる
- ペダルに装着するだけというのが胡散臭い
くわしく見ていきましょう
良い口コミ・評判
フリーパワーは、充電なしで
— パシャる (@m_yellow1205) September 16, 2018
膝に負担なく坂道とか長距離をわりとラクにこげるらしい!(^ω^)
次世代の自転車になりそうだよね☆
フリーパワーで自転車が楽チンになったので、ワクチン射ちに行く夫に着いてってあげようかしらw
— みつほ (@mituho_34) February 7, 2022
近所がまだまだなので、職場の近くに射ちに行って、念のためお休みって…帰りなんかあったらどうすんのさ(?・з・?)
でも、確実に足手まといになりそうだな(体力的に??)
悪い口コミ・評判
フリーパワーって言うのは「電気の要らないアシスト自転車(クランクスプロケット)」ですが、どう考えてもシリコンクッションの反発分、余計に踏力を必要とするのでアシストしない怪しげな商品。
— ヘルメス 河犬、(??-??? ???? ?? ?????? ??????? (@herumesuchan) February 6, 2022
かつ、1万3千円と言う割高な価格が…
@unagifutoshi それなりに起伏のある地域で自転車買う場合、予算5万なら何を買うのがおすすめかあったりする?
— なしお (@nashio_) February 6, 2022
クランク?にフリーパワーとかいうの勧められたけど胡散臭いなと思いつつも検討中
フリーパワー付きの自転車は購入する価値あり?
この記事を初めから読んだいただいた読者の方ならもうお気づきだと思いますが…
「フリーパワー付きの自転車は、買わない方がいいよ」
これがぼくの意見になります。
理由は、次のとおり。
- アシスト感が感じられないから
- ペダルをこぐと「ガクッ」となり、快適な走りができないから
- 値段が思いのほか高く、定期的なメンテナンスが必要だから
- 販売店が限られているから
フリーパワーに興味があるのは、「自転車を運転するのが以前よりきつくなった…」「坂道を登るのが大変…」な人が多いと思います。
テレビでは、その不満がすべて解消できるように放送されています。
ですが、実際に試乗するとイメージしていたものとは全くの別物であることが分かります。
すこしの力でラクに自転車が乗りたい人には、電動自転車をおすすめします。
電動自転車はペダルをこぐ力「1」に対して、2倍のアシスト力が得られるからです。
ぼくが住んでいる街は坂道が多いこともあり、若い人から年配の方までみんな電動自転車に乗っています。
電動自転車は、値段が高いところがデメリット。
ですが、電動自転車が1台あると
- 買い物袋をカゴに入れた状態でも、坂道がラクに登れる
- いつもの行き帰りの時間が短縮できる
- 気になるあの店に、自転車に乗って気軽に行ける
といったメリットを毎日の生活で感じられます。
もし、今の自転車生活に不満を抱えているようなら、ぼくは電動自転車をおすすめします。
次の章では60台以上電動自転車に乗ってきた筆者が、初心者の方でもラクに乗れる電動自転車3選を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
【初心者の方向け】快適に走れるおすすめ電動自転車3選
ここでは、電動自転車に乗るのが初めてな人でも、安心して快適に乗れる電動自転車3選を紹介しています。
メーカーも紹介しているよ
ペルテック「TDN-206L」
1つ目のおすすめは、ペルテック「TDN-206L」です。
ペルテック「TDN-206L」の特徴をまとめると、次のとおり。
ペルテックの一番の魅力は、7万円台で購入できるコスパの高さです。
ペルテック「TDN-206L」は、カゴ・ライト・カギ・泥除けカバーがすべて標準装備されています。
標準装備アイテム
自転車を買った後に買い足すパーツがなく、はじめから快適に乗れます。
10万円以下の安い電動自転車は、価格をおさえるために中国製のモーターが使われていることがほとんどですが、
ペルテック「TDN-206L」は日本製モーターを搭載しているため、安心・安全です。
公式サイトから購入すると、無料で1年保証が付いてきます。
デメリットを挙げるとすると、コンパクトに折りたためるものの車体の重さが約26kgあるため、持ち運びに向かないところ。
車体の重さのデメリットはあるものの、
実際に購入した人の口コミ・評判が高く、Amazonの電動自転車カテゴリーで1位を獲得しているのも納得できます。
10万円以下で買えて、アフターフォローも充実しているモデルならペルテック「TDN-206L」がおすすめです。
ヤマハ「PAS CITY C(パスシティC)」
2つ目のおすすめは、ヤマハのPAS CITY C(パスシティC)です。
パスシティCの特徴を挙げると、下記のとおり。
- またぎやすいU字フレーム
- 力強いアシスト
- サドルがやわらかい
- コンパクトで乗りやすい
- カゴが付いていない
- グリップは好みが分かれる
パスシティCの魅力は、またぐフレームがU字になっていてまたぎやすいところ。
「自転車をまたぐときに、足を高く挙げるのがつらい…」方でよくあるのが、フレームに足を引っかけてしまうケース。
パスシティCは、またぐフレームがU字になっているため、足をちょっと挙げるだけでまたげます。
ラクにまたげるよ
おしりが痛くならないふかふかクッションも、PAS CITY Cの良いところ。
おしりにフィットする面積が広いので、長時間自転車に乗っていてもおしりが痛くなることはありません。
電動アシストは、コンパクトサイズで操作しやすいです。
自動でスピードをコントロールしてくれる「スマートパワーモード」を選べば、機械が最適なスピードを感知してコントロールしてくれます。
電動自転車って、急に「グイーッン」と走り出すイメージがあるかもです。
パスシティCのアシストは走り出しがマイルドなので、電動自転車が初心者の方でも安心して乗れます。
前カゴが付いていたら100点だった、パスシティC。
カゴは後付けでカスタムできるため、自転車に乗って買い物によく出かけるならカゴを取り付けましょう。
坂道や向かい風が吹いていても楽に走れる自転車を探しているなら、電動自転車がはじめての方でも乗りやすいヤマハ「パスシティC」がおすすめです。
VELMO「PANORAMA」
3つ目のおすすめは、VELMO「PANORAMA」です。
VELMO「PANORAMA」の特徴を挙げると、次のとおり。
- 1回の充電で100km走れる
- おしゃれなデザイン
- コンパクトに折りたためる
- 2週間のお試しライドができる
- カゴやカギが付いていない
- バッテリーのプラグが付けづらい
VELMO「PANORAMA」の魅力は、1回の充電で最大100kmの走行が可能なところ。
バッテリーはシートポストに内蔵されていて、電動アシスト自転車に見えないデザインに仕上がっています。
一般的な電動アシスト自転車は、バッテリーがフレームに外付けされていますが、
VELMO「PANORAMA」はバッテリーが内蔵されているため、見た目がスッキリ。
VELMOは、公式サイトから購入すると他社にないメーカーサポートが付いてきます。
VELMO公式限定サポート
自転車を購入したとき、本来なら自分で防犯登録の手続きが必要ですが、
公式サイトから購入すると、VELMOが無料で防犯登録の手続きをしてくれます。
また、購入してから1年間、次の賠償責任保険が無料で付いてきます。
保険金の種類 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡 後遺障害保険金 | 100万円 |
傷害入院保険金 | 1,000円/日 |
日常生活賠償責任保険 | 1億円 |
1回の充電で長く入れて、購入後のメーカーサポートが充実しているモデルを探しているならVELMO「PANORAMA」がおすすめです。
12月末まで
本体1万円割引きクーポンあり
2年間の盗難保証サービス付き
当ブログ限定のクーポン(本体1万円割引き)を手に入れる方法(24年12月末まで有効)
- 公式サイトにいき、車体本体をカートに入れる。
- ご購入手続きに進む
- クーポンコード入力欄に「yuntomo-panorama」と記入する
- すると、車体本体が1万円割引きになります
*他クーポンとの併用は不可
クーポンの入力
フリーパワー付きの自転車のよくある質問
ここでは、フリーパワーのよくある質問についてお答えしていきます。
見ていきいましょう
取り付けについて知りたい
フリーパワーは、自分で取り付けできません。
取り付けには、専門の知識が必要だからです。
事故や故障、破損の原因となるで
絶対にやめましょう
フリーパワー取り扱いのお店に足を運んで、3種類の中から自分好みのシリコンの硬さを選び、そのあとで整備士が自転車に取り付けてもらう形になります。
ちなみに、フリーパワーは車種によって取り付けできないタイプがあります。
チェーンカバーがフルカバーの自転車・フロントギアが多段の自転車・ベルトドライブの自転車などは、フリーパワーが取り付けできないのでご注意ください。
サイクルベースあさひやイオンに売っている?
サイクルベースあさひでは、フリーパワーの取り扱いはしていません。
イオンは、イオン北海道とイオン九州の2社がフリーパワーの取り扱いをしています。
大阪や名古屋で買えるお店が知りたい
大阪では、ダイワサイクルの一部店舗・じてんしゃチャンピオンの一部店舗でフリーパワーが購入できます。
名古屋は、カインズの一部店舗・ダイワサイクルの一部店舗・サイクルモンスターの一部店舗で購入できます。
店舗名がくわしく知りたい方は、 こちらをご覧ください。
坂が楽に登れるのって嘘なの?
下記の動画では、フリーパワー付きの自転車で傾度6~7度のゆるやかな坂道を登っている様子が確認できます。
動画を見ると、サドルからおしりを離すことなく、登りきれる様子が確認できます。
ただ、坂道途中でフラフラしているところや、登りきった後に息がかなり上がっているところを見ると、フリーパワーの効果は低いことが分かるでしょう。
上の動画で紹介したYouTuberの方は、フリーパワーを2年使用して、「次買うかどうか聞かれたら、買わない」と答えています。
まとめ
当記事では、テレビで「坂が楽に登れる!」と紹介されているフリーパワーについてレビューしました。
フリーパワー付きの自転車に実際試乗して、ぼくはアシストの効果を感じることができませんでした。
「足の負担をかけずに、楽に自転車に乗れる」がコンセプトのようですが、ぼくはペダルをこぐ力「1」に対して、2倍のサポートが得られる電動自転車をおすすめします。
「自転車に10万円も…」と思うかもですが、電動自転車があると今までの生活が嘘のように変わります。
- 重い荷物を乗せていても、軽やかに走れる
- 坂道途中で自転車を降りることがない
- 気になるあのお店に気軽に行ける
電動自転車のメリットを挙げれば、きりがないくらい。
車を使わなくても移動できるので、ガソリン代も節約できます。
フリーパワーがもし気になっているのであれば、初期費用はかかりますが、電動自転車の購入をおすすめします。
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