当ブログ【ゆんとも】では、池田町・揖斐川町が提供しているシェアサイクル「養鉄トレクル」の体験レポートをレビュー!
養鉄トレクルを利用して感じた良かった点・気になった点や、くわしい利用方法を紹介しています。
他の人と自転車を共有して、好きなタイミング、好きな場所で、好きな時間だけ利用できるシェアサイクル。
借りたいポート(自転車の貸し出し地点)でレンタルして、好きなポートで返却できる利便性の高さから、シェアサイクルを利用する人が急速に増えています。スタンダードタイプ
シェアサイクルの人気にともない、2022年4月に岐阜市が「Gifu-ride(ぎふらいど)」をスタートさせていますが、
電車内に自転車をそのまま持ち込める「サイクルトレイン」で有名な岐阜県池田町・揖斐川町は、2016年7月に他の市より先駆けてシェアサイクル「養鉄トレクル」を開始。
当ブログ【ゆんとも】では、養鉄トレクルの体験レポートをレビューしています。
「養鉄トレクルで、どんな体験ができるの?」
「くわしい利用方法が知りたい」
上記が気になる方は、当記事をぜひ参考にしてください!
養鉄トレクルの概要
養鉄トレクルは、岐阜県池田町・揖斐川町を中心に展開されているシェアサイクルです。
2016年の7月に池田町と揖斐川町が連携し、両町の自然・文化・歴史・食を体験できる手段として自転車シェアリングがスタート。
名称 | 養鉄トレクル |
運営会社 | 池田・揖斐川 レンタサイクル推進協議会 |
運営会社情報 | 〒503-2492 岐阜県揖斐郡池田町六之井1468番地の1 |
利用可能時間 | 平日・土日 午前9時から午後5時まで |
自転車台数 | シティタイプ 20台 スポーツタイプ 10台 |
ポート数 | 計3箇所 ①養老鉄道 池野駅「霞渓舎(かけいしゃ)」 ②養老鉄道 揖斐駅「ワンストはぎなが」 ③道の駅「池田温泉」 |
利用料金 | シティサイクル(電動アシスト付)900円/日 スポーツサイクル(電動アシスト付)1,000円/日 |
利用方法 | ①インターネット事前申込み ②当日WEB会員予約 (養鉄トレクル予約サイトから会員登録すると、当日の予約が可能) ③現地申込み |
支払い方法 | ①②クレジットカード ③現地・現金払い |
養鉄トレクルの予約方法は、次の3つ。
- インターネット事前申込み
- 当日WEB会員予約(養鉄トレクル予約サイトから会員登録すると、当日の予約が可能)
- 現地申込み
池田町役場の方に予約の割合を聞いたところ、「①インターネット事前申込み」と「③現地申込み」が半々とのことでした。
自転車は、次の3箇所でレンタルできます。
- 養老鉄道 池野駅「霞渓舎(かけいしゃ)」
- 養老鉄道 揖斐駅「ワンストはぎなが」
- 道の駅「池田温泉」
利用可能時間は、平日・土日ともに午前9時から午後5時まで。
レンタルできる自転車は、「シティタイプ」「スポーツタイプ」のどちらかになります。
各自転車の特長は、次のとおり。
- シティタイプ:タイヤが小さく街乗り向け。小回りがきくのが特長
- スポーツタイプ:タイヤが大きく、中・長距離のサイクリング向け
選んでください
養鉄トレクルの良かったところ
ここでは、養鉄トレクルを実際に利用して、「ここ、いいね!」と感じたことをレビューしていきます。
くわしく見ていきましょう
駅から離れた観光スポットに気軽に行ける
養鉄トレクルの1番の魅力は、駅から離れた観光スポットに気軽に行けるところです。
池田町・揖斐川町の観光スポットを調べていたところ、世界遺産のマチュピチュならぬ、「岐阜のマチュピチュ 天空の茶畑」があるのを発見!
「岐阜のマチュピチュ 天空の茶畑」は、TwitterやInstagramで話題のスポットです。
ポート「養老鉄道 揖斐駅」から約10kmと結構離れていますが、養鉄トレクルを利用して岐阜のマチュピチュに行くことにしました。
揖斐駅でスポーツサイクルをレンタルして、いざ出発!
はじめに、自然豊かで、春はお花見、夏はBBQが楽しめる大津谷公園キャンプ場へ。
当日は35度以上の猛暑日ということもあり、家族連れや若者がBBQをして賑わっていました。
岐阜のマチュピチュにつながる春日薬草街道を走っていると、400年以上も湧き続いている「潤いの泉」に到着。
キンキンに冷えた天然水が、すこしたまってきた疲れを吹き飛ばしてくれました。
春日薬草街道をしばらく走ると、「岐阜のマチュピチュ」につながる道へ。
大きな案内板がなく、「本当にこの道であっているんだろうか…」と不安になりながらも、車がギリギリすれ違える細い道を登っていきます。
思っていたより長く続く坂道を登ること約10分。
「岐阜のマチュピチュ 天空の茶畑」に到着!!
そこには、まるで絵画のような美しい景色が一面に広がっていました。
自転車を止める場所を案内してくれた方から、「あそこに登ると、さらに絶景が楽しめるよ!」と情報をもらったので、
「せっかく来たから、行くしかないでしょ!!」ということで、絶景ポイントに向かって出発。
すぐ横が崖のスリリングな道を歩くこと約10分。
自転車を止めた場所から見える景色とはまた違う世界がそこには広がっていました。
「岐阜のマチュピチュ 天空の茶畑」は、車でも行ける観光スポットです。
ですが、ぼくは車ではなく、自分の足で自転車をこいで来て良かったと思いました。
- 自然の空気、流れる水の音、鳥や虫の鳴き声が肌で感じられる
- 車に乗っていては気づかない景色がたくさん発見できる
- 登山のように、目標に到着したときの達成感が味わえる
プライスレスな体験ができるところが、養鉄トレクルの一番の魅力と感じました。
電動アシスト自転車だからスイスイ走れる
養鉄トレクルのレンタル自転車は、電気の力で楽に走れる電動アシスト自転車。
電動アシスト自転車に乗ったことがない人は、「うまく乗れるか心配…」と思うかもです。
養鉄トレクルのレンタル自転車は、日本の大手メーカー「パナソニック」と「ヤマハ」の2社で、後ろからやさしくサポートしてくれるところが特長。
養鉄トレクルの自転車は、明治から続く地元の自転車屋「ハヤシ自転車さん」が、毎日メンテンナスや管理を行っているので安心・安全です。
「自転車で駅から5km~10km離れたところに行けるかな…」と不安になるかもですが、
電気の力で坂道や向かい風が吹いていてもスイスイ走れるので、楽しくサイクリングできます。
お得なクーポンが利用できる
養鉄トレクルにはお得なクーポンがあります。
クーポンの内容は、次のとおり。
- 天空の茶畑 オリジナルタンブラー 1個プレゼント
- オアシスポイントで2回利用できるクーポン付き
- かすがモリモリ村 リフレッシュ館 入浴料40円引き(12歳以上)
上記のクーポンは、ポートの養老鉄道 池野駅「霞渓舎」、揖斐駅「ワンストはぎなが」、道の駅「池田温泉」のいずれかで税込み500円で購入できます。
天空の茶畑オリジナルタンブラーに、地元のいび茶を入れてサイクリングを楽しむのもあり。
池田町の名店を巡るのもあり。
「岐阜のマチュピチュ 天空の茶畑」に行った後、サイクリングの疲れを温泉で癒すのもあり。
価格以上の価値が体験できるお得なクーポンが利用できるところも、養鉄トレクルの魅力になります。
電車に自転車を乗せて移動できる
養鉄トレクルは、養老鉄道に自転車を乗せて移動できます。
養老鉄道は、ほぼ全線に渡ってサイクル・トレインを展開する、日本有数ローカル線。
行きたい観光地やお店がすこし離れている場合、電車に自転車を乗せて移動ができます。
電車に自転車を乗せる経験をしたことが一度もなかったのではじめは不安でしたが、
自転車を乗せて電車の車窓から景色を見ていると、非日常的な気分が味わえます。
養鉄トレクルの気になったところ
「養鉄トレクル、最高!!」と言いたいところですが、気になる点もありました。
くわしく見ていきましょう
ポート数が少ない
2022年8月末時点、養鉄トレクルのポートは、養老鉄道 池野駅「霞渓舎」、養老鉄道 揖斐駅「ワンストはぎなが」、道の駅「池田温泉」の3箇所。
上記3つのポートであれば、返却はどこでもOKなのですが、
「ポート数がもっとあれば、利便性はもっと良くなるのにな…」と感じました。
期待しています!
事前予約のキャンセルは前日17時まで
養鉄トレクルはインターネットで事前予約できますが、キャンセルは前日17時までとなっています。
当日悪天候で利用できない場合、払い戻しを行っていないのでご注意ください。
レンタル予定日に雨が降る可能性がある場合、当日キャンセルできないことを考えると事前予約は控えたほうが良いでしょう。
養鉄トレクルの利用方法【当日 有人窓口で申込みの場合】
ここでは、当日に有人窓口で申込みする場合のくわしい手順をご紹介していきます。
下記の有人窓口に行きましょう。
- 養老鉄道 揖斐駅 「ワンストはぎなが」
- 養老鉄道 池野駅 「霞渓舎」
- 道の駅「池田温泉」案内所
営業時間は9:00~17:00です。
1日パス申込書に、名前と連絡先を記入します。
記入し終わったら、免許証などの身分証明書と一緒に窓口の人に提出。
受付にかかる時間は、5分~10分程度です。
窓口の人から解錠するICカードを受け取り、ポートに向かいます。
ポートには、下記のように利用方法がくわしく書かれていますが、窓口の方が使い方をていねいに教えてくれます。
赤い操作パネルのSTARTボタンを押して、専用ICカードをかざします。
操作パネルのモニターに「開錠」と表示されると、自動でカチャッとカギが開きます。
観光スポットやお店に寄るときは、自転車を歩行者や車の邪魔にならないところに停めて施錠しましょう。
施錠は、後輪に付いているリング錠を手動で締めるだけ。
なお、開錠は操作パネルのSTARTボタンを押して、専用ICカードをかざせばOKです。
まとめ
当記事では、養鉄トレクルの特徴や体験レポート、くわしい利用方法を紹介しました。
養鉄トレクルの一番の魅力は、車ではちょっと行きづらい観光スポットに気軽に行けるところ。
特に「岐阜のマチュピチュ 天空の茶畑」へのサイクリング体験は、一生の思い出になること間違いなしです。
池田町・揖斐川町の名店や温泉施設がオトクに利用できる「マチュピチュクーポン(500円 税込)」を手に入れて、震えるくらい感動する絶景(天空の茶畑)を堪能されてはいかがでしょうか?
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